アミンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 第一級アミンをケトンと反応させると、イミンが生成する。
- 第二級アミンを無水フタル酸と反応させると、フタルイミドが生成する。
- 第三級アミンを酸塩化物と反応させると、カルボン酸アミドが生成する。
- エチルメチルアミンはAとBの平衡混合物として存在する。
アミンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 なお、アンモニアに無水フタル酸を反応させると、フタルイミドが生成する。 3 誤 4 正解答・解説
1、4
1 正
第一級アミンとケトンを反応させると、求核付加反応を起こし、その後、脱水によりイミンを生成する。
第二級アミンに無水フタル酸を反応させても、フタルイミドは生成しない。
アミンと酸塩化物が反応するためには、アミンの窒素原子に水素が結合している必要があるため、第三級アミンと酸塩化物は反応しない。なお、第一級アミンと第二級アミンに酸塩化物を反応させると、カルボン酸アミドが生成する。
エチルメチルアミンは、sp3混成軌道をとっており、四面体構造をとる。この四面体の3頂点には置換基が存在するとともに1頂点にはローンペアが存在するため、鏡像異性体(A、B)が存在するが、A、Bの間で反転が容易に起こる。そのため、エチルメチルアミンはAとBの平衡混合物として存在する。
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