MENU
業界最安値、最高の講義、未来を切り拓く教育体験❕ クリック

第98回薬剤師国家試験 問105(理論問題) アミン

アミンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 第一級アミンをケトンと反応させると、イミンが生成する。
  2. 第二級アミンを無水フタル酸と反応させると、フタルイミドが生成する。
  3. 第三級アミンを酸塩化物と反応させると、カルボン酸アミドが生成する。
  4. エチルメチルアミンはAとBの平衡混合物として存在する。

解答・解説

解答
1、4

解説
1 正

第一級アミンとケトンを反応させると、求核付加反応を起こし、その後、脱水によりイミンを生成する。

2 誤
第二級アミンに無水フタル酸を反応させても、フタルイミドは生成しない。

なお、アンモニアに無水フタル酸を反応させると、フタルイミドが生成する。

3 誤
アミンと酸塩化物が反応するためには、アミンの窒素原子に水素が結合している必要があるため、第三級アミンと酸塩化物は反応しない。なお、第一級アミンと第二級アミンに酸塩化物を反応させると、カルボン酸アミドが生成する。

4 正
エチルメチルアミンは、sp3混成軌道をとっており、四面体構造をとる。この四面体の3頂点には置換基が存在するとともに1頂点にはローンペアが存在するため、鏡像異性体(A、B)が存在するが、A、Bの間で反転が容易に起こる。そのため、エチルメチルアミンはAとBの平衡混合物として存在する。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次