解答
4
解説
1 誤
本化合物は、主たる官能基がケトンであるため、本化合物の主鎖はbutan−2−oneである。

よって、本化合物の化学名は、4−(6−Methoxynaphthalen−2−yl)butan−2−oneとなる。
2 誤
本化合物は、環状構造の4位の炭素が不斉炭素であり、S体ではなくR体である。

よって、本化合物の化学名は、(4R)−4−Aminoisoxazolidin−3−oneとなる。
3 誤
本化合物は、主たる官能基がエステルであるため、本化合物の主鎖はbenzoateである。エステルのアルコール由来の部分の名称は、(diethylamino)ethylではなく、(dimethylamino)ethylである。

よって、本化合物の化学名は、2−(Dimethylamino)ethyl 4−(butylamino)benzoate monohydrochlorideとなる。
4 正
本化合物は、主たる官能基がアルコールであるため、本化合物の主鎖は、propane−1,2−diolである。主鎖の3位に2−methoxyphenoxyが結合しており、構造式に「及び構造異性体」とあることから、2位の不斉炭素がR体とS体の化合物の混合物であるラセミ体であり2RSと表記する。

よって、本化合物の化学名は、(2RS)−3−(2−Methoxyphenoxy)propane−1,2−diolとなる。