一般用医薬品の配合成分及び使用法と、その医薬品を長期連用した場合に生じる可能性のある副作用との組合せのうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
一般用医薬品の配合成分及び使用法と、その医薬品を長期連用した場合に生じる可能性のある副作用との組合せのうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 正しい 4 誤っている 5 正しい解答・解説
4
1 正しい
ナファゾリン塩酸塩は、血管収縮作用を有するため、鼻粘膜の充血に用いられる。ナファゾリン塩酸塩を含む点鼻液を過度に用いると、鼻粘膜の血管の反応性が低下し、副作用として、二次充血を起こすことがある。
フルオシノロンアセトニドは、抗炎症作用を有するため湿疹や皮膚炎などに用いられる。フルオシノロンアセトニドを含む塗布剤を長期間連用すると、副作用として、ステロイド皮膚(皮膚の萎縮、毛細血管の拡張、紫斑など)を起こすことがある。
ブロモバレリル尿素を含む内服剤を長期連用または連用中に投与中止すると、副作用として、せん妄、振戦などを起こすことがある。
カンゾウエキスには有効成分として、グリチルリチンが含まれている。グリチルリチンは、副作用として、低カリウム血症、高血圧などを伴う偽アルドステロン症を起こすことがある。
コデインリン酸塩水和物を含む内服剤を長期間連用すると、副作用として、薬物依存を起こすことがある。
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[…] 第97回 問341 […]