HOME > 第97回薬剤師国家試験 > 第97回薬剤師国家試験 第97回薬剤師国家試験 問34 2022年9月1日 Na+-K+-2CI-共輸送系の抑制により利尿作用を示すのはどれか。1つ選べ。 チアジド系利尿薬 ループ利尿薬 カリウム保特性利尿薬 浸透圧利尿薬 炭酸脱水酵素阻害薬 解答・解説 解答 2 解説 Na+-K+-2CI-共輸送系の抑制により利尿作用を示すのは、ループ利尿薬である。 1 誤 チアジド系利尿薬は、遠位尿細管でNa+-CI-共輸送系を抑制し、尿細管でのNa+の再吸収を抑制することで利尿作用を示す。 2 正 3 誤 カリウム保持性利尿薬は、遠位尿細管および集合管に存在するNa+-K+交換系を抑制し、尿細管でのNa+の再吸収を抑制することで利尿作用を示す。 4 誤 浸透圧利尿薬は、尿細管の管腔内の浸透圧を上昇させることで利尿作用を示す。 5 誤 炭酸脱水酵素阻害薬は、近位尿細管において炭酸脱水酵素を阻害することにより、近位尿細管に存在するNa+-H+交換系を抑制し、尿細管でのNa+の再吸収を抑制することで利尿作用を示す。 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第97回薬剤師国家試験