多発性骨髄腫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 頭蓋骨X線写真で、骨抜き打ち像を認める。
- 血液所見として赤血球の連銭形成がある。
- 巨核球が腫瘍化した疾患である。
- ベンス・ジョーンズタンパクは、尿中に排泄される。
- サリドマイドが有効である。

多発性骨髄腫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 誤っている 4 正しい 5 正しい解答・解説
3
1 正しい
多発性骨髄腫では、骨髄腫細胞より破骨細胞活性化因子により骨が融解するため、頭蓋骨X線写真で、「骨抜き打ち像」とよばれる特異的な所見を認める。
多発性骨髄腫では、免疫ブロブリンが異常増殖し、その免疫グロブリンが赤血球同士の反発を弱めるため、血液所見として赤血球の連銭形成を認めることがある。
多発性骨髄腫は、形質細胞が腫瘍化した疾患である。
多発性骨髄腫で認められるベンス・ジョーンズタンパクは、L鎖のみによって構成される免疫ブロブリンであり、分子量が小さいため、糸球体でろ過されたのち尿中に排泄される。
サリドマイドは、再発又は難治性多発性骨髄腫の治療に用いられる。
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