HOME > 第97回薬剤師国家試験 > 第97回薬剤師国家試験 第97回薬剤師国家試験 問176 2023年1月8日 粉体の性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 粉砕しても、その比表面積は変化しない。 粉砕すると、安息角は小さくなる。 粒子径が大きいほど、空隙率が大きい粉体層を形成する。 個数平均径Dnと質量平均径Dwを比較すると、Dn<Dwである。 ガス吸着法や空気透過法による粒子径測定では、粒度分布は得られない。 解答・解説 解答 4、5 解説 1 誤 粉体を粉砕すると、その比表面積(1 g当たりの面積)は大きくなる。 2 誤 粉体を粉砕すると粒子径が小さくなり、付着凝集性が大きくなるため、安息角は大きくなる。 3 誤 粒子径が大きいほど、充填率が大きくなるため、空隙率の小さい粉体層を形成する。 4 正 同一粉体において、個数平均径Dnと質量平均径Dwは異なる値を示し、両者の大小関係は、Dn<Dwである。 5 正 ガス吸着法や空気透過法では、個々の粒子径の大きさを判別することができないため、粒度分布を得ることはできない。 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第97回薬剤師国家試験