抗ウイルス薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- ジドブジンは、細胞内で水酸化を受けて活性化され、ウイルスの増殖に必要なプロテアーゼを阻害する。
- リトナビルは、ウイルスの逆転写酵素を競合的に阻害する。
- アシクロビルは、細胞内でアシクロビル三リン酸となり、ウイルスのDNAポリメラーゼを阻害する。
- ガンシクロビルは、ウイルスのノイラミニダーゼを阻害する。
- オセルタミビルは、その活性代謝物がウイルスの脱殻を阻害し、核内へのウイルスの侵入を阻止する。

抗ウイルス薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 誤 5 誤解答・解説
3
1 誤
ジドブジンは、細胞内でリン酸化されて、ジドブジン三リン酸となり、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の逆転写酵素を競合的に阻害する。
リトナビルは、HIVプロテアーゼを競合的に阻害する。
アシクロビルは、細胞内でリン酸化されてアシクロビル三リン酸となり、ウイルスのDNAポリメラーゼを阻害する。
ガンシクロビルは、細胞内でリン酸化されてガンシクロビル三リン酸となり、DNA依存性DNAポリメラーゼを阻害し、抗ウイルス作用を示す。
オセルタミビルは、その活性代謝物がノイラミニダーゼを選択的に阻害し、ウイルス感染細胞からの遊離を抑制する。
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[…] 第97回 問165 […]