生物濃縮に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 環境汚染物質だけでなく、栄養物質にも見られることがある。
- 生物濃縮の程度は、化学物質の性質のうち蓄積性よりも難分解性に依存する。
- 1−オクタノール/水間の分配係数は、濃縮係数と正の相関を示す。
- 濃縮係数は、化学物質の環境中濃度に対する生体内濃度の百分率で表される。

生物濃縮に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 誤解答・解説
1、3
生物濃縮とは、栄養物質や環境汚染物質を環境中よりも生体内に高い濃度で蓄積する現象である。
1 正
生物濃縮の程度は、化学物質の性質のうち難分解性よりも蓄積性に依存する。難分解性の物質であっても、体外へ排泄されやすいものについては、生物濃縮を起こしにくい。
分配係数が大きいものは脂溶性が高く、体内に蓄積しやすい。よって、分配係数と濃縮係数は正の相関を示す。
濃縮係数とは、化学物質の環境中濃度に対する生体内濃度であり、次式で表される。
濃縮係数=化学物質の生体内濃度/化学物質の環境中濃度
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