ウイルスに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- インターフェロンは、ウイルス表面の受容体に結合して作用する。
- A型及びB型インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼを阻害することにより、ウイルスの増殖が抑制される。
- 成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスHTLV−1は、RNAウイルスである。
- ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、宿主T細胞表面のCD4とケモカイン受容体を介して感染する。
- B型肝炎ウイルスにより肝炎を発症した患者の血清には、感染性のウイルス粒子が検出される。
ウイルスに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 動画解説 解説 2 正しい 3 正しい 4 正しい 5 正しい解答・解説
1
1 誤っている
インターフェロンは、ウイルス表面の受容体に結合するのではなく、ウイルス感染細胞のINF受容体に結合して、細胞内のウイルスの増殖を阻止する。
A型及びB型インフルエンザウイルスは、ノイラミニダーゼ(NA)有している。A型及びB型インフルエンザウイルスのNAが阻害されると、宿主細胞よりインフルエンザウイルスが放出されなくなり、インフルエンザウイルスの増殖が抑制される。
成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスHTLV(ヒトT細胞白血病ウイルス)−1は、レトロウイルス科に分類されるRNAウイルスである。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、ヘルパーT細胞表面のCD4及びケモカイン受容体を介して感染する。
B型肝炎を発症した患者の血清からは、感染性を有するウイルス粒子およびHBV−DNAが検出される。
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