グルタミン酸NMDA受容体を遮断するアルツハイマー型認知症治療薬はどれか。1つ選べ。
- リバスチグミン
- ドネペジル
- エダラボン
- メマンチン
- ガランタミン

グルタミン酸NMDA受容体を遮断するアルツハイマー型認知症治療薬はどれか。1つ選べ。
解答
4
解説
メマンチンは、NMDA受容体を非競合的に遮断し、神経保護作用を示すとともに記憶・学習機能障害を抑制する。
1 誤
リバスチグミンは、中枢のアセチルコリンエステラーゼ(ChE)を阻害し、シナプス間隙のアセチルコリン(ACh)濃度を上昇させる。また、本剤は、ブチリルコリンエステラーゼを阻害作用も有している。
2 誤
ドネペジルは、中枢のChEを阻害し、シナプス間隙のACh濃度を上昇させる。
3 誤
エダラボンは、フリーラジカルを消去して脂質の過酸化を抑制し、脳梗塞急性期において脳保護作用を示す。
4 正
前記参照
5 誤
ガランタミンは、中枢のChEを阻害し、シナプス間隙のACh濃度を上昇させる。また、本剤は、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリック部位に結合し、ニコチン性アセチルコリン受容体感受性を増大させる。
コメント