マクロファージをリポ多糖で刺激して得た培養液を採取し、この培養液中のサイトカインXの濃度をサンドイッチELISA(Enzyme-linked immunosorbent assay)法で定量することにした。
各試料をマイクロプレートに採取し反応を行った後、450 nmの吸光度を測定した。 サイトカインXの標準物質を用いて標準曲線(検量線)を作成したところ、下図のようになった。この測定に関する記述として適切なのはどれか。2つ選べ。
- この培養液の測定値が吸光度1.5であった場合、培養液を希釈して再測定することが必要である。
- 10倍希釈した培養液の測定値が吸光度0.6である場合、もとの培養液中のサイトカインX濃度は約600pg/mLである。
- 培養液に含まれる別のサイトカインYを測定するためには、サイトカインXの測定とすべて同じ抗体を利用できる。
- サンドイッチELISA法では抗原に対する2種類の抗体が使われるが、それぞれの抗体が認識するエピトープは異なる。
- この培養液の測定で発色が検出限界以下だった場合、標準曲線(検量線)の測定の場合よりも反応時間を長めにしてもよい。
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