漢方薬と代表的な副作用の組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。
解答・解説
解答
4
解説
1 誤
半夏瀉心湯(構成生薬:ハンゲ、オウゴン、カンキョウ、カンゾウ、タイソウ、ニンジン、オウレン)は、消化不良、胃下垂、神経性胃炎に用いられ、副作用として間質性肺炎、偽アルドステロン症(低カリウム血症)、ミオパチー、肝機能障害を起こすことがある。
2 誤
芍薬甘草湯(構成生薬:シャクヤク、カンゾウ)は、筋肉・関節痛、胃痛に用いられ、副作用として、間質性肺炎、偽アルドステロン症(低カリウム血症)、うっ血性心不全、心室細動、心室頻拍、ミオパチー、横紋筋融解症、肝機能障害、黄疸を起こすことがある。
3 誤
半夏厚朴湯(構成生薬:ハンゲ、ブクリョウ、ソヨウ、ショウキョウ、コウボク)は、不安神経症、神経性胃炎、不眠症に用いれ、副作用として、発疹、発赤、肝機能異常を起こすことがある。
4 正
小柴胡湯(構成生薬:サイコ、ニンジン、ハンゲ、カンゾウ、オウゴン、ショウキョウ、タイソウ)は、急性熱性疾患、肺炎、気管支炎、慢性肝炎における肝機能の改善に用いられ、副作用として、間質性肺炎、偽アルドステロン症(低カリウム血症)、ミオパチー、横紋筋融解症、肝機能障害、黄疸を起こすことがある。
5 誤
黄連解毒等(構成生薬:オウゴン、サンシシ、オウレン、オウバク)は、高血圧、不眠症、めまい、動悸、湿疹・皮膚炎に用いられ、副作用として、間質性肺炎、肝機能障害、黄疸、腸間膜静脈硬化症を起こすことがある。
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