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第109回薬剤師国家試験 問47

 TDMにおける薬物血中濃度の測定において、全血試料を用いて分析する必要がある薬物はどれか。1つ選べ。

  1. テイコプラニン
  2. バルプロ酸ナトリウム
  3. フェニトイン
  4. シクロスポリン
  5. ジゴキシン

解答・解説

解答

解説
1 誤
テイコプラニンは、グリコペプチド系抗生物質であり、TDMする際に血清又は血漿を用いて分析する。テイコプラニンは、トラフ値が4060μg/mL以上で腎障害が生じることがあるのでTDMする必要がある。

2 誤
バルプロ酸ナトリウムは、抗てんかん薬であり、TDMする際に血清又は血漿を用いて分析する。なお、バルプロ酸ナトリウムの有効血中濃度は50100μg/mLである。

3 誤
フェニトインは、抗てんかん薬であり、TDMする際に血清又は血漿を用いて分析する。なお、フェニトインの有効血中濃度は、1020μg/mLである。

4 正
シクロスポリンは、免疫抑制薬であり、TDMする際に全血試料を用いて分析する。

5 誤
ジゴキシンは、ジギタリス製剤であり、TDMする際に血清又は血漿を用いて分析する。なお、ジゴキシンの有効血中濃度は、0.51.5ng/mLである。

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