地域薬剤師会からある薬局に地域ケア会議への参加依頼があった。薬局に勤務する薬剤師の中で適任者を検討した結果、薬局勤務3年目の薬剤師Aが選出された。薬剤師Aは地域ケア会議に参加するのは初めてだが、在宅患者も担当しており、スキルアップのために管理薬剤師Bと共に参加してもらうことにした。
問322(実務)
薬剤師Aは地域ケア会議へ出席するにあたり、地域ケア会議の特徴や参加時の対応について管理薬剤師Bに相談した。管理薬剤師Bの助言の内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
- 地域ケア会議は、高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備を同時に進めています。
- 地域ケア会議は、薬剤師の場合、2年以上の実務経験が参加条件となっています。
- 地域ケア会議は、医療又は福祉の資格を有することが参加条件となります。
- 地域ケア会議において、参加者に自分の意見を伝える際、専門用語をなるべく多く用いて説明するように心がけてください。
- 個別ケースの課題などを積み重ね、自治体の政策形成につなげることも地域ケア会議の機能の一つです。
問323(法規・制度・倫理)
薬剤師Aは本会議に参加し、本会議を主催した地域包括支援センターの活動に触れ、地域住民にとって重要な施設であると感じた。そこで、薬局来局者に地域包括支援センターの役割を伝える情報提供資料を作成した。資料の記載内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 都道府県ごとに1施設の設置を義務付けられています。
- 常駐している医師に健康に関して相談することができます。
- 当該センターの職員が自宅を訪問し介護サービスを行います。
- 高齢者虐待について相談することができます。
- 成年後見制度について相談することができます。
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