38歳男性。身長175cm、体重65kg。腎機能及び肝機能は正常。仕事で海外出張が多く疲労気味だった。帰国後、37°C台の微熱と痰がからむ咳が2週間続き、近医を受診した。胸部X線検査の結果、肺に空洞を伴う結節性陰影を認めたため総合病院を紹介受診し、諸検査を受けたところ肺結核と診断された。
問300(病態・薬物治療)
この患者の検査に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- インターフェロンγ遊離試験で陽性となる。
- β-D-グルカンが陽性となる。
- 抗ガングリオシド抗体が陽性となる。
- 迅速ウレアーゼ試験で診断できる。
- PCR検査で菌の同定ができる
問301(実務)
この患者に下記の薬剤が処方された。 薬剤師による服薬指導内容として誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 視覚障害を起こすことがあるので、視力の低下に注意するよう指導する。
- マグロを食べると頭痛が出現することがあるので、食べ過ぎないよう指導する。
- 全身倦怠感、黄疸、 皮膚のかゆみが出現したら、すぐに連絡するように指導する。
- 尿や汗が赤く着色することを説明する。
- 処方2の薬剤は貧血予防のために処方されていることを説明する。
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