下図はイトラコナゾールカプセル200mgを健常人男性(21〜28歳)12名に経口投与した際の血中濃度(平均値)の時間推移を示す。イトラコナゾールの最高血中濃度はファモチジンとともに服用した場合、53%に減少した。イトラコナゾールの吸収過程におけるファモチジンとの相互作用及びその回避法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- イトラコナゾールがファモチジンと難溶性のキレートを形成するため、吸収が低下する。
- ファモチジンがP-糖タンパク質によるイトラコナゾールの分泌を阻害するため、吸収が低下する。
- ファモチジンの作用により胃内pHが上昇し、 イトラコナゾールの溶解性が低下するため、吸収が低下する。
- ファモチジンの代替薬としてオメプラゾールを検討する。
- イトラコナゾール製剤として経口液剤を検討する。
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