対象集団について、ある一時点における疾病の有無と要因の保有状況を調査し、その関連を明らかにする疫学研究手法はどれか。1つ選べ。
- 症例対照研究
- 縦断的研究
- 介入研究
- コホート研究
- 横断的研究
対象集団について、ある一時点における疾病の有無と要因の保有状況を調査し、その関連を明らかにする疫学研究手法はどれか。1つ選べ。
解答
5
解説
1 誤
症例対照研究は、疾病を有する群(症例)と有さない群(対照)を設定し、問題となる要因の曝露状況を調査して比較検討する研究手法であり、現在から過去における二時点以上を調査する研究である。
2 誤
縦断的研究は、要因と疾病との関連性について時間軸に沿って比較検討する研究手法であり、二時点以上を調査する研究である。
3 誤
介入研究は、人為的に要因を調整することにより、疾病の発生頻度の変化について検討する研究手法であり、二時点以上を調査する研究である。
4 誤
コホート研究は、要因の暴露の有無によって分けられた集団について将来に向かって観察し、疾病の発生率を両集団で比較検討する研究手法であり、二時点以上を調査する研究である。
5 正
横断的研究は、疾病の有無と要因の保有状況を調査し、その関連を明らかにする研究手法である。
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