脳梗塞後遺症で、興奮症状を伴う場合に用いられる漢方薬はどれか。1つ選べ。
- 葛根湯
- 大建中湯
- 抑肝散
- 五苓散
- 猪苓湯

解答 解説動画 解説 2 誤 3 正 4 誤 5 誤解答・解説
3
1 誤
葛根湯は、自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を比較的体力のあるものの次の諸症:感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましんに用いる。
大建中湯は、腹が冷えて、腹部膨満感のあり、腹痛が甚だしいものの次の諸症:胃下垂、胃アトニー、弛緩性下痢、弛緩性便秘、慢性腹膜炎、腹痛に用いる。
抑肝散は、虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症(かんしょう)に用いる。よって、脳梗塞後遺症で、興奮症状を伴う場合に抑肝散が用いられる。
五苓散は、口渇、尿量減少するものの次の諸症:浮腫、ネフローゼ、二日酔い、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、糖尿病に用いる。
猪苓湯は、尿量減少、小便難、口渇を訴えるものの次の諸症:尿道炎、腎臓炎、腎石症、淋炎、排尿痛、血尿、腰以下の浮腫、残尿感、下痢に用いる。
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