解答
5
解説
1 誤
イソプロピルウノプロストンは、シュレム管またはぶどう膜強膜の流路抵抗減少による眼房水の排出促進作用を有するため、緑内障の治療に用いられる。
2 誤
ムピロシンカルシウム水和物は、細菌のタンパク合成の初期段階において、イソロイシル–tRNA合成酵素–イソロイシン–AMP複合体の生成を阻害し、タンパク質の合成を阻害することで抗菌活性を示す。本剤は、鼻腔内MRSAの除菌に用いられる。
3 誤
メトキサレンは、皮膚の光線過敏性を増強させる作用を有しており、尋常性白斑に用いられる。
4 誤
ナフトピジルは、アドレナリンα1D受容体遮断作用を有しており、前立腺肥大症に伴う排尿障害に用いられる。
5 正
クラリスロマイシンは、マクロライド系抗生物質であり、リボソーム50Sサブユニットに結合し、抗菌活性を示すため、細菌感染症に用いられる。また、免疫調節作用を有するため、気管支拡張症、慢性副鼻腔炎などに対して少量長期間投与することがある。