プロトロンビン時間が延長する疾患はどれか。1つ選べ。
- 鉄欠乏性貧血
- 抗リン脂質抗体症候群
- 播種性血管内凝固症候群(DIC)
- 血友病A
- 腎性貧血
プロトロンビン時間が延長する疾患はどれか。1つ選べ。
解答 動画解説 解説解答・解説
3
プロトロンビン時間(PT)は、血液凝固因子に関連する指標であり、外因系及び共通系の凝固異常を判定する検査指標として用いられる。また、活性化トロンボプラスチン時間(APTT)も血液凝固因子に関連する指標であり、内因系及び共通系の凝固異常を判定する検査指標として用いられる。播種性血管内凝固症候群(DIC)では、トロンビン及びフィブリンの異常な生成により、血小板及び凝固因子の消費が亢進し、共通系における凝固異常が現れるため、PTの延長、APTTの延長が認められる。なお、血友病Aは、第Ⅷ因子が少なく内因系に異常が現れることから、APTTの延長は認められるが、PTは変化しない。
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