完全アゴニストの濃度-反応曲線(曲線A)に関連する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
ただし、各薬物は同一の受容体にのみ作用し、また、余剰受容体は存在しないものとする。
- 部分アゴニストは、完全アゴニストによる最大反応には影響せず、曲線Aを低濃度側に平行移動させる。
- 競合的アンタゴニストは、受容体に可逆的に結合し、曲線Aを高濃度側に平行移動させる。
- 非競合的アンタゴニストは、完全アゴニストによる最大反応には影響せず、曲線Aを高濃度側に平行移動させる。
- 逆アゴニストは、曲線Aを低濃度側に平行移動させる。
- 完全アゴニストに化学修飾を加え、内活性は変えずに受容体に対する親和性だけを上げると、その濃度-反応曲線は、曲線Aより低濃度側に位置する。