自然免疫系に認識される、グラム陰性菌に特徴的な構造はどれか。1つ選べ。
- フラジェリン
- ペプチドグリカン
- リポ多糖(LPS)
- 二本鎖RNA(dsRNA)
- β-グルカン
自然免疫系に認識される、グラム陰性菌に特徴的な構造はどれか。1つ選べ。
解答 解説動画 解説解答・解説
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自然免疫は、身体の外から侵入してくる病原体に対する初期の防御機構であり、病原体に対して非特異的な応答を引き起こし、病原体の分子構造に応じたパターン認識受容体(PRR)を介して病原体を認識する。
グラム陰性菌は、外膜にリポ多糖を含んでおり、リポ多糖は、病原性に関与し、自然免疫によって認識される。具体的には、リポ多糖は、Toll様受容体4(TLR4)を介して炎症性サイトカインの産生を誘導する。この炎症応答は、グラム陰性菌に対する免疫応答であり、細胞外液の炎症性サイトカインの放出を引き起こす。
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