以下の記述は、L–バリン(C5H11NO2)の薄層クロマトグラフィー(TLC)に関するものである。
本品0.10gを水25mLに溶かし、試料溶液とする。試料溶液5µLをTLC用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に1–ブタノール/水/酢酸(100)混液(3:1:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を80°Cで30分間乾燥する。これに試薬「 」のアセトン溶液(1 → 50)を均等に噴霧した後、80℃で5分間加熱する。
このクロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- このクロマトグラフィーの分離モードはイオン交換である。
- 試薬「 」はニンヒドリンである。
- L–バリンのスポットは黄色を呈する。
- 試料にL–ロイシン(C6H13NO2)が混在するとき、そのRf値はL–バリンのRf値より小さい。
- この試験でL–バリンのRf値より大きなRf値を与える不純物は、逆相分配クロマトグラフィーにおいては保持時間が一般にL–バリンより大きくなる。

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