MENU
YAKUZEROの教材を紹介された方へ、Amazonギフト券進呈中 クリック

第105回薬剤師国家試験 問55

遺伝子組換え医薬品のうち、標的細胞表面に発現している抗原タンパク質を認識して結合し、抗腫瘍効果を示すのはどれか。1つ選べ。

  1. アルテプラーゼ
  2. エポエチン アルファ
  3. グルカゴン
  4. ニボルマブ
  5. ペグビソマント
解答・解説

解答
4

解説
1 誤
アルテプラーゼは、t−PA(組織プラスミノーゲン活性化因子)製剤であり、フィブリン血栓上のプラスミノーゲンをプラスミンに変換し、フィブリン分解を促進することで血栓を溶解する。

2 誤
エポエチンアルファは、エリスロポエチン製剤であり、赤芽球前駆細胞に作用し、赤血球への分化増殖を促進することにより腎性貧血を改善する。

3 誤
グルカゴンは、ペプチドホルモン製剤であり、細胞内のcAMP濃度を上昇させることによりグリコーゲン分解及び糖新生を促進させ、血糖値を上昇させる。

4 正
ニボルマブは、モノクローナル抗体であり、活性型T細胞の表面に発現するPD−1を認識して結合し、PD−1とPD−L1及びPD−L2との結合を阻害することにより抗腫瘍効果を示す。

5 誤
ペグビソマントは、成長ホルモン受容体拮抗薬であり、成長ホルモン受容体に選択的に結合し、成長ホルモンの結合を阻害することにより成長ホルモン受容体の二量体化に伴うシグナル伝達を抑制する。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次