脳腫瘍に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 頭蓋内に発生した悪性新生物の総称である。
- 原発性と転移性に大別され、その発生頻度はほぼ同じである。
- 頭蓋内圧亢進症状と脳局所症状がある。
- 頭蓋内圧亢進による噴出性嘔吐は悪心を伴わない。
- 性格の変化を伴うことはない。
脳腫瘍に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正 5 誤解答・解説
3、4
1 誤
脳腫瘍とは、頭蓋骨の内側にできた腫瘍のことであり、良性腫瘍と悪性腫瘍がある。
脳腫瘍は、原発性脳腫瘍(その場所で最初から生じる腫瘍)と転移性腫瘍(脳以外の部位で発生したがんが転移してきて生じる腫瘍)に分類され、その発生頻度は原発性が85%、転移性が15%である。
脳腫瘍では、頭蓋内圧が上昇することにより現れる頭蓋内圧亢進症状(頭痛、嘔吐、視力障害)が認められるとともに腫瘍が直接脳を圧迫することにより現れる脳局所症状が認められる。
頭蓋内圧亢進による嘔吐では、吐き気を伴わない噴出性嘔吐が起こることがある。
脳腫瘍により性格の変化が現れることがある。
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