治療薬物モニタリング(TDM)が有効な薬物の特徴として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- 体内動態の個人間変動が大きい。
- 治療域が中毒域と接近している。
- 血中薬物濃度と薬効・副作用の相関が不明である。
- 他の方法では薬効・副作用を判定するのが困難である。
- 臨床投与量の範囲において、投与量と血中薬物濃度の関係が非線形性を示す。
治療薬物モニタリング(TDM)が有効な薬物の特徴として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
解答
3
解説
臨床上、TDMが有効なのは次のような性質をもつ薬物である。
①:血中濃度と薬理効果、副作用発現に相関性がある薬物
②:治療上有効かつ安全とされる血中濃度域が明確な薬物
③:治療濃度域が狭く、副作用発現域との差が小さい薬物(治療係数が小さい薬物)
④:常用量の範囲で非線形性が認められる薬物
⑤:薬物の体内動態に個人差及び年齢差が認められる薬物
⑥:併用薬などにより相互作用を起こす可能性のある薬物
⑦:病態時に体内動態に変動が認められる薬物
⑧:他の方法では薬効・副作用の判定が困難な薬物
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