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第104回薬剤師国家試験 問329(実践問題) 麻薬の調製

術後の鎮痛目的のために使用されたフェンタニル注射液の空アンプル、麻薬施用票、残液の入った持続注入用バルーンポンプが薬剤部麻薬管理者に返却された。 ポンプに貼付された薬剤ラベルには、下記の内容が表示されていた。

ポンプ内の残液を取り出したところ、残液量は 120 mL であった。麻薬帳簿に記載するべき残液中のフェンタニル注射液0.1 mg/2 mLの量(mL)として正しい値はどれか。1つ選べ。

  1. 2.4
  2. 3.0
  3. 4.2
  4. 4.8
  5. 7.2

解答・解説

解答
4

解説
<使用する前の鎮痛薬全量を求める>
フェンタニル注射液 2 mL/A×6A=12 mL
ドロペリドール注射液 2 mL
ロピバカイン塩酸塩水和物 286 mL
上記より、使用する前の鎮痛薬全量は300 mLである。

<鎮痛薬1 mLあたりのフェンタニル注射液の量を求める>
鎮痛薬の全量が300 mL、フェンタニル注射液の全量が12 mLであることから、鎮痛薬1 mLあたりのフェンタニル注射液の量は12 mL÷300 mL=0.04 mL/1 mL

<残液中のフェンタニル注射液の量を求める>
残液量が120 mLであることから、残液中のフェンタニル注射液の量は4.8 mL(120 mL×0.04 mL/1 mL)となる。

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