第104回薬剤師国家試験 問222〜223

第104回薬剤師国家試験 問222〜223

78歳男性。経営している会社の業務量が最近急増し、デスクワークが毎日続いたため、眼精疲労と肩こりを強く感じ、一般用医薬品を購入するため来局した。男性が所持していたお薬手帳により、服用中の薬を確認した。男性はパーキンソン病で以下の処方薬を服用していることが判明した。


問222(実務)
 現在、薬局には以下の成分を含む一般用医薬品がある。この男性に販売するのに適切なのはどれか。2つ選べ。


問223(物理・化学・生物)
 前問において、販売すべきでないと薬剤師が統合的に判断した根拠のうち、レボドパの代謝に関わる反応とそれに必要なビタミンの組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。

 

 

 

 

 

 

 


問222: 解答
3、4

問223:解答
2


解説
レボドパは末梢(血液中)でレボドパ脱炭酸酵素(芳香族L−アミノ酸脱炭酸酵素)の影響を受け、分解され(脱炭酸され)、中枢移行性が低下することがあるため、芳香族L−アミノ酸脱炭酸酵素の補酵素であるビタミンB6(ピリドキサール、ピリドキシン、ピリドキサミン)と併用することを避ける必要がある。
上記のことより、この患者にはピリドキサールリン酸(活性型ビタミンB6)、ピリドキシン塩酸塩を含む一般用医薬品を販売すべきではない。また、選択肢2はイブプロフェン(解熱鎮痛剤)、ジヒドロコデインリン酸塩(鎮咳薬)などが含まれている総合感冒薬であり、本患者の症状である眼精疲労、肩こりに効果が期待できないため、本患者に販売すべきではない。