抗C型肝炎ウイルス薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- オムビタスビルは、非構造タンパク質(NS)5Aを阻害する。
- パリタプレビルは、NS3/4Aプロテアーゼを阻害する。
- アスナプレビルは、NS5Bポリメラーゼを阻害する。
- テラプレビルは、逆転写酵素を阻害する。
- レジパスビルは、キャップ依存性エンドヌクレアーゼを阻害する。
抗C型肝炎ウイルス薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 誤解答・解説
1、2
1 正
オムビタスビルは、非構造タンパク質(NS)5Aを阻害することで、C型肝炎ウイルス(HCV)の複製を阻害する。 なお、NS5Aは、膜に結合しているリン酸タンパク質であり、その機能は十分に判明していないが、ウイルスRNA複製に重要な役割を果たしている考えられている。
パリタプレビルは、NS3/4Aプロテアーゼを阻害することで、HCVの複製に必要なタンパク質の合成を阻害する。
アスナプレビルは、NS3/4Aプロテアーゼを阻害することで、HCVの複製に必要なタンパク質の合成を阻害する。なお、NS5Bポリメラーゼを阻害する薬として、抗HCV薬であるソホスブビルがある。
テラプレビルは、NS3/4Aプロテアーゼを阻害することで、HCVの複製に必要なタンパク質の合成を阻害する。なお、逆転写酵素を阻害する薬として、抗HBV薬・抗HIV薬であるラミブジンがある。
レジパスビルは、NS5Aを阻害することでHCVの複製を阻害する。なお、キャップ依存性エンドヌクレアーゼを阻害するとして、抗インフルエンザウイルス薬であるバロキサビル マルボキシルがある。
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