マイコトキシンに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ステリグマトシスチンは、肝毒性を示す。
- シトリニンは、腎毒性を示す。
- ニバレノールは、造血機能障害を示す。
- パツリンは、食品中の最大基準値が設定されている。
- アフラトキシンのうち、アフラトキシンB1のみ食品中の最大基準値が設定されている。
マイコトキシンに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 正しい 4 正しい 5 誤っている解答・解説
5
1 正しい
ステリグマトシスチンは、アスペルギルス属のカビが産生するカビ毒であり、肝毒性を示す。
シトリニンは、ペニシリウム属のカビが産生するカビ毒であり、腎毒性を示す。
ニバレノールは、フザリウム属のカビが産生するカビ毒であり、造血機能障害を示す。
パツリンは、ペニシリウム属のカビが産生するカビ毒であり、主に神経障害や消化管障害などを示す。食品衛生法に基づき、リンゴジュース及び原料用リンゴ果汁について、パツリンの基準値(0.050 ppm)が定められている。
アフラトキシンは、アスペルギルス属のカビが産生するカビ毒であり、肝毒性を示す。
アフラトキシンには10種類以上の化合物があるが、毒性や毒力からみて食品衛生上、重要なものはアフラトキシンB1、B2、G1、G2である。我が国において、以前はアフラトキシンの中でも特に毒性、毒力が強いアフラトキシンB1に対してのみ規制値が定められていたが、平成23年10月より、食品中に含有されているアフラトキシンの規制が変更され、食品中に含有されている総アフラトキシン(アフラトキシンB1、B2、G1、G2)について規制値が設けられた。
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