解答
3
解説
親核種よりも原子番号が1つ小さい娘核種を生成する放射壊変は、壊変により陽電子放出され、陽子が中性子となるβ+壊変である。
1 誤
α壊変では、ヘリウム原子核が放出されるため、原子番号が2減少、質量数が4減少した娘核種を生成する。
2 誤
β-壊変では、陰電子が放出されるため、原子番号が1増加した娘核種を生成する。なお、電子はほとんど質量を有していないため、β-壊変では親核種と娘核種の質量数は同じとなる。
3 正
4 誤
γ壊変(核異性体転移)では、γ線(電磁波)が放出されるが、親核種と娘核種の原子番号、質量数は同じである。
5 誤
自然核分裂とは、中性子線やその他の粒子を衝突させることなく自然に起こる核分裂のことであり、重い原子核で認められる。自発核分裂では、核断片ができるとともに中性子線が放出される。