出血リスクの高い手術を予定されている患者で、手術前7日もしくはそれ以前からの休薬を提案すべきものはどれか。1つ選べ。
- アスピリン
- アトルバスタチン
- エナラプリル
- シタグリプチン
- ボグリボース
出血リスクの高い手術を予定されている患者で、手術前7日もしくはそれ以前からの休薬を提案すべきものはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 誤 5 誤解答・解説
1
出血のリスクが高い手術を予定されている患者で、手術前7日もしくはそれ以前からの休薬を提案すべきものは、抗血小板薬であるアスピリンである。
1 正
アトルバスタチンはHMG−CoA還元酵素阻害薬であり、手術前に休薬する必要はない。
エナラプリルはアンギオテンシン変換酵素阻害薬であり、手術前24時間は投与しないことが望ましい。
<理由>
手術時の血圧低下に対して、レニン−アンギオテンシン系が代償的に賦活化し血圧が維持されることがあるが、本剤投与によりレニン−アンギオテンシン系賦活化による血圧上昇作用が得られないことがある。
糖尿病患者が手術する際は、インスリンにより血糖コントロールするため、経口血糖降下薬(SU剤、α−グルコシダーゼ阻害薬、DPP−4阻害薬など)を休薬する。
解説4参照
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[…] 第103回 問68 […]