74歳男性。4年前に前立腺癌StageⅢとの診断により内分泌療法が開始された。今回、内分泌療法抵抗性となったため、「ドセタキセル75 mg/m2、1日1回、1時間かけて点滴投与、3週間毎」を開始した。
化学療法施行中、患者から「注射している所がひりひりして痛い」との訴えがあった。薬剤師が確認したところ、左前腕の点滴ルート刺入部位に腫脹を認め、薬液が皮下に漏出していた。
連絡を受けた医師が直ちに点滴の注入を止めた。この患者に対する対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- 留置針に残った薬液をシリンジで回収する。
- 左前腕を胸より高い位置にあげる。
- 漏出部位を温める。
- 左前腕の漏出部位以外から点滴を再開する。
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