26歳男性。1日数回の下痢を繰り返し、また、血便が出ていたので近医を受診した。検査の結果、潰瘍性大腸炎と診断され、メサラジン錠を用いた治療を開始した。2年後、出血性下痢の増加と腹痛を認めるようになり、薬物はメサラジン錠とプレドニゾロン錠の併用に変更になった。
この患者の病態と薬学的管理について、適切でないのはどれか。2つ選べ。
- 服用困難な場合には、メサラジン錠を粉砕する。
- 感染症にかかりやすい。
- メサラジンの副作用として、消化器症状に気をつける。
- 定期的に大腸癌の検査を受ける。
- メサラジン錠服用により、潰瘍性大腸炎の完治が期待できる。

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[…] 第103回薬剤師国家試験 問327 […]