2月のインフルエンザが流行っている時期に、6歳の娘が体調を崩したと母親が薬局を訪れた。患者は、咳が出て、38.0℃の熱があり、筋肉痛と倦怠感を訴えているとのことであった。
問234 (実務)
薬局の薬剤師の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- アスピリンを解熱鎮痛成分として含有する一般用医薬品を販売した。
- インフルエンザの疑いがあるとして、医療機関への受診勧奨を行った。
- 半年前に近隣の医療機関から本人に処方された風邪薬を服用するように指導した。
- 筋肉痛を緩和するために、一般用医薬品のジクロフェナク貼付剤を販売した。
- 高熱が続くと脱水症状を起こすことがあるので、水分補給に努めるように指導した。

問235 (衛生)
インフルエンザに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- インフルエンザウイルスはガーゼマスクの網目を容易に通過できる大きさであるが、その着用により飛沫の拡散を防ぐことができる。
- インフルエンザは空気感染するので、手指を塩化ベンザルコニウム溶液で消毒しても予防できない。
- 新型インフルエンザウイルスは、毎年流行する季節性のウイルスとは抗原性が大きく異なり、ほとんどのヒトは抗体を持っていない。
- 高病原性鳥インフルエンザのH5N1型及びH7N9型は、いずれも感染症法*では二類感染症に分類されている。
- 新型インフルエンザの感染者は、感染症法*で原則入院と定められている。
*感染症法
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
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