全身性エリテマトーデス(SLE)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
- 自己抗体により形成される免疫複合体が組織に沈着し、臓器に慢性の炎症を引き起こす。
- 特徴的な症状として両側頬部にわたる蝶形紅斑が認められる。
- 関節所見としては関節痛や関節炎が主体で、骨破壊はまれである。
- 40〜50歳代の女性に好発する。
- 肝機能の悪化はSLEの予後を左右する最も重要な因子である。
全身性エリテマトーデス(SLE)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 正しい 4 誤っている 5 誤っている解答・解説
4、5
1 正しい
SLEでは、自己抗体(抗核抗体:抗DNA抗体、抗Sm抗体など)により形成される免疫複合体が組織に沈着し、Ⅲ型アレルギーの機序により臓器に慢性の炎症を引き起こす疾患である。
SLEでは、症状として、蝶形紅斑、光過敏症、口内炎等が認められる。
SLEは、20〜40歳代の女性に好発する。
SLEでは、ループス腎炎を生じることがあり、これがSLEにおける生命予後に大きな影響を与えるとされている。
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