図の固形製剤の製造工程に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 粉砕を行うと、主薬が分解することがある。
- 結合剤を粉末のまま用いると、水溶液で用いた場合に比べ、均質な造粒物が得られる。
- 混合①から乾燥までの操作を同一装置で連続的に行うには、流動層造粒機が適している。
- 滑沢剤の添加量が多いほど、整粒した粉体の流動性が高くなる。
- 図の原料の組合せと工程は、トローチ剤の製造に用いられる。
図の固形製剤の製造工程に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 誤 5 誤解答・解説
1、3
1 正
ハンマーミルやボールミルを用いて粉砕すると、粉砕時に熱が発生することがあり、その熱により主薬が分解されることがある。
結合剤を粉末のまま用いると、水溶液で用いた場合に比べ、不均質な造粒物が得られる。
流動層造粒法は、熱風気流中に吹き上げた粉末に結合剤を噴霧して造粒する方法であり、混合、造粒、乾燥を同一装置内で連続的に行うことができる造粒法である。
滑沢剤の添加量と粉体の流動性は比例の関係を示さない。粉体の流動性を改善するためには適量の滑沢剤を添加する必要がある。
トローチ剤を製造する際には、崩壊剤を添加しないため、図の原料の組合せと工程は、トローチ剤の製造に用いられない。
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