サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- IFN−γ(インターフェロン−γ)は、マクロファージを活性化して、その貪食能を増強させる。
- エリスロポエチンは、主に脾臓で生合成・分泌される。
- IL−2(インターロイキン−2)は、キラーT細胞の増殖及び分化を抑制する。
- IL−4(インターロイキン−4)は、Th0細胞(0型ヘルパーT細胞)からTh1細胞(1型ヘルパーT細胞)への分化を促進する。
- TGF−β(トランスフォーミング増殖因子−β)は、免疫抑制作用を示す。

サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 誤 5 正解答・解説
1、5
1 正
INF−γ(インターフェロン−γ)は、T細胞(Th1)、ナチュラルキラー細胞により産生され、免疫調節作用、抗ウイルス作用、抗腫瘍作用、マクロファージ・NK細胞の活性化作用を示す。
エリスロポエチンは、主に腎臓で生合成・分泌され、骨髄の赤血球系前駆細胞に作用し、赤血球の産生を促進する。
IL−2(インターロイキン−2)は、T細胞(Th1)により産生され、T細胞、B細胞、NK細胞の増殖、分化を促進する。
IL−4(インターロイキン−4)は、T細胞(Th2)により産生され、Th0細胞からTh2細胞への分化を促進する。
TGF−β(トランスフォーミング増殖因子−β)は、多くの細胞で産生され、組織線維化促進作用、上皮細胞増殖抑制作用、破骨細胞抑制作用、免疫抑制作用を示す。
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