金属MとそのイオンMn+からなる半電池の標準電極電位E0に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- E0は、金(Au)の半電池を基準とした相対値として測定される。
- E0は、イオンMn+の活量が1のときの値である。
- E0は、負の値をとらない。
- E0は、温度に依存せず一定である。
- E0が正の大きな値であるほど、Mn++en-⇆Mの反応は右に進みやすい。
金属MとそのイオンMn+からなる半電池の標準電極電位E0に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
2、5
解説
1 誤
標準電極電位E0は、標準状態(電池内の反応に関わる全ての金属の活量が1)において、水素(H)の半電池を基準(0V)としたときの相対値として測定される。
2 正
解説1参照
3 誤
標準状態における水素(H)に比べ、酸化されやすい(イオン化されやすい)金属は、E0が負の値を示す。
4 誤
温度が変化すると反応性が変化するため、E0は温度の影響を受け変化する。
5 正
E0が正の大きな値であるほど、還元反応が進行しやすいため、反応は右(電子を受け取る方向)に進みやすい。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは
選択肢5の化学式は、n^e-ではなく、ne^-ではないでしょうか。
間違っていたら申し訳ありません。
[…] 第102回 問92 […]