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第102回薬剤師国家試験 問171

ある薬物を含む散剤(薬物100 mg/g)を繰り返し経口投与し、定常状態における平均血中濃度を2.0 µg/mLとしたい。投与間隔を8時間とするとき、1回あたりの散剤の投与量(g)として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
ただし、この薬物の体内動態は線形1−コンパートメントモデルに従い、全身クリアランスは120 mL/min、この散剤における薬物のバイオアベイラビリティは80%とする。

  1. 0.18
  2. 0.36
  3. 0.92
  4. 1.2
  5. 1.4
解答・解説

解答
5

解説
繰り返し経口投与時の経口投与量D(mg)は、次式で表される。

<経口投与量D(mg)を求める>
定常状態における平均血中濃度を2.0 µg/mL、投与間隔を8時間、全身クリアランスは120 mL/min、バイオアベイラビリティは80%であることから、経口投与量D(mg)を以下のように求めることができる。

また、この薬物を含む散剤(100 mg/g)を用いて、144 mgの薬物を投与するためには、散剤1.4 gを投与する必要がある。

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