放射線の線量に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 実効線量とは、物理的な測定値ではなく、放射線による発がんと遺伝的影響を評価するために用いられる線量である。
- 実効線量を求めるのに用いられる組織荷重係数は、肝臓が最も大きい。
- 等価線量を求めるのに用いられる放射線荷重係数は、α線の方がγ線より大きい。
- 等価線量を表す単位としてグレイ(Gy)、実効線量を表す単位としてシーベルト(Sv)が用いられる。
放射線の線量に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、3
解説
1 正
実効線量は、人における確率的影響(発がんや遺伝的影響)を評価するために用いられる線量であり、その単位はシーベルト(Sv)で表される。
2 誤
組織荷重係数とは、組織ごとに放射線による影響を受ける度合いを数値化したものであり、生殖腺が最も大きく、皮膚や骨表面では小さい値を示す。
3 正
放射線荷重係数とは、放射線の種類による被曝の大きさを補正するための係数であり、α線の方がγ線より大きい。
4 誤
等価線量及び実効線量を表す単位は共にシーベルト(Sv)である。なお、グレイ(Gy)は吸収線量の単位として用いられている。
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[…] 第102回 問136 […]