ピリミジンヌクレオチドの代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ピリミジン骨格の生合成には、グルタミンとアスパラギン酸が利用される。
- ピリミジンヌクレオチドの生合成は、最終産物のシチジン5’−三リン酸(CTP)によりフィードバック阻害される。
- デオキシウリジン5’−一リン酸(dUMP)からデオキシチミジン5’−一リン酸(dTMP)の生合成において、S−アデノシルメチオニンがメチル基供与体として働く。
- ピリミジンヌクレオチドの分解により、尿酸が生成される。
ピリミジンヌクレオチドの代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 1 正 2 正 3 誤 4 誤解答・解説
1、2
de novo経路(新生合成)におけるピリミジンヌクレオチドの生合成には、グルタミンとアスパラギン酸が利用される(前記参照)。
ピリミジンヌクレオチドの生合成は、CTPによりカルバモイルアスパラギン酸が生成する過程が抑制されることによりフィードバック阻害される。
デオキシウリジン5’−一リン酸(dUMP)からデオキシチミジン5’−一リン酸(dTMP)の生合成において、メチル基供与体として働くのは、N5N10−メチレンテトラヒドロ葉酸である。
ピリミジンヌクレオチドの分解により、β-アラニン、βアミノイソ酪酸、アンモニアが生成する。このうち、アンモニアについては尿素サイクルによって尿素となり尿中に排泄される。なお、分解されることにより尿酸を生成するのは、プリンヌクレオチドである。
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誤)de nove経路
正)de novo経路
[…] 第102回 問115 […]