生薬に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。
- ロートコンは、ナス科基原由来植物生薬で、トロパンアルカロイドを含有する。
- リュウタンは、フラボノイド配糖体を主成分とし、苦味健胃薬として用いられる。
- リュウコツは、硫酸ナトリウムを主成分とし、精神安定を目的として用いられる。
- インチンコウは、果実を用部にする生薬であり、胆汁分泌促進作用がある。
- トチュウは、トチュウの樹皮を用部にする生薬であり、リグナンを含有する。
生薬に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、5
解説
1 正
ロートコンは、ナス科基原由来植物生薬で、トロパンアルカロイド(l−ヒヨスチアミン)を含有し、鎮痛、鎮痙作用を有する。
2 誤
リュウタンは、苦味配糖体(ゲンチオピクロシド)を主成分とし、苦味健胃薬として用いられる。
3 誤
リュウコツは、炭酸カルシウムを主成分とし、精神安定を目的として用いられる。
4 誤
インチンコウは、頭花を用部にする生薬であり、胆汁分泌促進作用がある。
5 正
トチュウは、トチュウの樹皮を用部にする生薬であり、リグナンやイリドイドを含有し、強壮作用、鎮痛作用を有する。
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