球状の医薬品懸濁粒子は、溶媒中を次式で表される速度で沈降する。次の記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、設問中のパラメータ以外は変化しないものとする。
- 本式は、等加速度沈降している場合に成立する。
- 粒子径が1/3倍になれば、粒子の沈降速度は1/9倍になる。
- 溶媒の粘度が上昇すれば、粒子の沈降速度は増大する。
- 粒子密度が小さくなれば、粒子の沈降速度は低下する。
球状の医薬品懸濁粒子は、溶媒中を次式で表される速度で沈降する。次の記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、設問中のパラメータ以外は変化しないものとする。
解答
2、4
解説
1 誤
本式(ストークス式)は、等速沈降している場合に成立する。
2 正
ストークス式より、粒子の沈降速度は粒子径の2乗に比例する。よって、粒子径が1/3倍になれば、粒子の沈降速度は1/9倍となる。
3 誤
ストークス式より、粒子の沈降速度は粘度に反比例する。よって、溶媒の粘度が上昇すれば、粒子の沈降速度は減少する。
4 正
ストークス式より、粒子の沈降速度は、(粒子密度-溶媒の密度)に比例する。よって、粒子密度が小さくなれば、粒子の沈降速度も低下する。
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[…] 第101回 問175 […]