薬物の生体膜透過機構に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 単純拡散では、薬物は濃度勾配に従って透過し、その透過速度はMichaelis-Menten式により表すことができる。
- 促進拡散はトランスポーターを介した輸送であるため、構造の類似した化合物の共存により透過速度が低下する場合がある。
- 一次性能動輸送は、ATPの加水分解により得られるエネルギーを直接利用する。
- 膜動輸送による高分子の細胞内取り込みでは、生体膜自体の形態的変化は起きない。
薬物の生体膜透過機構に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤解答・解説
2、3
1 誤
単純拡散では、薬物は濃度勾配に従って透過し、その透過速度においては、Fickの法則が成立する。
促進拡散はトランスポーターを介した輸送であるため、構造の類似した化合物が共存すると競合拮抗現象が認められ、その透過速度は低下する。
一次性能動輸送は、ATPの加水分解により得られるエネルギーを直性利用し、薬物の輸送を行う。
膜動輸送による高分子の細胞内の取り込み(エンドサイトーシス)では、生体膜の形態学的変化が起こる。
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