HOME > 第101回薬剤師国家試験 > 第101回薬剤師国家試験 第101回薬剤師国家試験 問111(理論問題) 消化器系 2023年9月20日 下図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 Aは、肝静脈である。 直腸下部からの静脈血の大部分は、Bを経て肝臓へ流入する。 Cは、交感神経系の興奮により弛緩し、副交感神経系の興奮により収縮する。 Dに存在するランゲルハンス島は外分泌腺であり、その周辺には内分泌腺が散在する。 Eには、C及びDからの分泌液の排出を調節するオッディ(Oddi)括約筋がある。 解答・解説 解答 3、5 解説 1 誤 Aは、固有肝動脈であり、2本に分かれて肝臓の右葉、左葉へ酸素及び栄養を供給している。 2 誤 Bは、門脈である。直腸下部からの静脈血の大部分は、門脈に流入することなく、循環血に到達する。なお、直腸上部及び中部からの静脈血は、門脈に流入し、肝臓を隔てて、循環血に到達する。 3 正 Cは胆嚢であり、交感神経から遊離されるノルアドレナリンの作用により弛緩し、副交感神経から遊離されるアセチルコリンの作用により収縮する。 4 誤 Dは膵臓である。膵臓に存在するランゲルハンス島は内分泌腺であり、その周辺には外分泌腺が散在している。 5 正 Cから分泌される胆汁とDから分泌される膵液の十二指腸への分泌は、オッディ(Oddi)括約筋により制御されている。 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第101回薬剤師国家試験