解答
2
解説
ヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)過剰発現が確認された手術不能乳がんの治療に用いられる薬物は「ラパチニブトシル酸塩水和物」である。
1 誤
エルロチニブ塩酸塩は、上皮増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害薬であり、切除不能な再発・進行性の非小細胞肺がんに用いられる。
2 正
3 誤
クリゾチニブは、ALK融合タンパク質のチロシンキナーゼ阻害薬であり、ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに用いられる。
4 誤
スニチニブリンゴ酸塩は、マルチターゲット型PTK阻害薬であり、イマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍、根治切除不能又は転移性の腎細胞がんに用いられる。
5 誤
ゲフィチニブは、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬であり、EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺がんに用いられる。