夏のある日曜日の午前中、薬局に男性から電話があった。その内容は、「早朝からひどい水様便で何度もトイレに行く状態だ。熱はない。昨夜寝る前に冷たいビールを飲んだ。これからそちらに行く。」とのことであった。この男性に薦める一般用医薬品の成分として適切なのはどれか。2つ選べ。
- タンニン酸アルブミン
- ピレンゼピン塩酸塩水和物
- スクラルファート水和物
- ロペラミド塩酸塩
- 大黄
夏のある日曜日の午前中、薬局に男性から電話があった。その内容は、「早朝からひどい水様便で何度もトイレに行く状態だ。熱はない。昨夜寝る前に冷たいビールを飲んだ。これからそちらに行く。」とのことであった。この男性に薦める一般用医薬品の成分として適切なのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 誤解答・解説
1、4
設問の男性は症状として水様便を呈しているが、熱がないことから感染症の下痢であるとは考えにくい。このことから、この男性に薦める一般用医薬品の成分として適切なのは、止瀉作用を有するタンニン酸アルブミン、ロペラミド塩酸塩である。
1 正
ピレンゼピン塩酸塩水和物は、胃酸分泌抑制作用を有するため、胃痛や胸やけ、胃酸過多、胃もたれに用いられる。
スクラルファート水和物は、胃粘膜保護作用を有するため、胃痛、胸やけ、吐き気、もたれ、胃部不快感に用いられる。
大黄は、大腸刺激作用を有するため、便秘に用いられる。
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[…] 第100回 問342 […]