近隣の高齢者とその家族から熱中症について薬局に質問があった。薬剤師の説明として適切でないのはどれか。1つ選べ。
- 室内でも温度や湿度が高いと発症することがあります。
- 初期症状としては、めまいや立ちくらみが現れることがあります。
- 意識障害が出ている場合、その場所で意識が戻るまで安静にさせて下さい。
- のどが渇かなくても、こまめに水分摂取と適度の塩分補給が必要です。
- 高齢者は、汗をかきにくく、発症しやすくなるので注意が必要です。
近隣の高齢者とその家族から熱中症について薬局に質問があった。薬剤師の説明として適切でないのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 適切 3 不適切 4 適切 5 適切解答・解説
3
1 適切
室内であっても温度や湿度が高いと、体温調節がうまくできなくなり、熱中症を発症することがある。
熱中症の初期症状として、めまい、筋肉痛、手足のしびれ、立ちくらみが現れることがある。
意識障害が出ている場合、高度の熱中症を発症している可能性があるため、すぐに医療機関に搬送する必要がある。
<熱中症の重症度と対処>
Ⅰ度(軽度):めまい、筋肉痛、手足のしびれ
Ⅱ度(中等度):頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
Ⅲ度(高度):Ⅱ度の症状に加え、意識障害、痙れん、肝機能障害、腎機能障害、血液凝固障害
Ⅰ度:現場で対処可能、Ⅱ度:速やかに医療機関への受診、Ⅲ度:すぐに病院に搬送
熱中症は、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで発症することがあるため、のどが渇かなくても、こまめに水分摂取と適度の塩分補給が必要である。
高齢者は、汗をかきにくく、体温調節がうまくできないことから熱中症を発症しやすいので注意する必要がある。
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