非小細胞肺がん患者への処方1〜3に関する薬剤師の対応として適切でないのはどれか。2つ選べ。
- 体重と年齢から投与量を計算して確認した。
- ドセタキセルは希釈せずに急速静注投与するよう疑義照会した。
- シスプラチンは生理食塩液で希釈するよう疑義照会した。
- 処方監査時に血液学的検査値を確認した。
- 処方監査時に体温を確認した。
非小細胞肺がん患者への処方1〜3に関する薬剤師の対応として適切でないのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 適切でない 3 適切である 4 適切である 5 適切である解答・解説
1、2
1 適切でない
ドセタキセル注及びシスプラチン注は共に体表面積から投与量を設定する。よって、体表面積から投与量を計算し、投与量が適切かどうかを確認する必要がある。
ドセタキセルは、通常、添付の溶解液に溶解後、生理食塩水または5%ブドウ糖液に混和し、1時間以上かけて点滴静注する。
シスプラチン注は、塩化物イオン濃度の低い溶液では活性が低下するため、通常、生理食塩水に混和して使用する。本処方では、シスプラチン注と5%ブドウ糖注射液がセットで処方されているため、5%ブドウ糖注射液を生理食塩液に変更するよう疑義照会する必要がある。
ドセタキセル及びシスプラチンを投与すると、骨髄抑制や汎血球減少症などの重大な副作用が起こることがあるため、投与するに当たり患者から血液学的検査値を確認する必要がある。
ドセタキセルを投与すると、感染症が増悪し致命的となることがあるため、発熱を有し感染症が疑われる患者には投与しないこととされている(投与禁忌)。このことから、処方鑑査時に体温を確認する必要がある。
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問題文抜けてません?
ご指摘ありがとうございます
訂正させていただきました
[…] 第100回 問330 […]